怪我した鳥を無許可で保護したら違法であることについての解説

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今回の記事は怪我した鳥を無許可で保護したら違法であることについての解説になります。この記事を読むことで鳥獣保護管理法違反にならない方法を学ぶことができます。

動画で鳥獣保護管理法を学ぶ

鳥獣保護管理法について解説

日本には鳥獣保護管理法という法律があり、野鳥の捕獲・飼養等はできません。

鳥獣保護管理法は、原則として野生の鳥と哺乳類を捕まえることを禁止しています。

鳥獣保護管理法違反の罰則

鳥獣保護管理法に違反して鳥獣を捕獲すると厳しい罰則があります。

鳥獣保護管理法違反は1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。

刑事処罰も規定されており、野生の鳥や動物を拾ってしまうと逮捕・勾留されてしまう可能性があるほど重い罪になります。

怪我をした鳥を見つけたらどうすべきか

怪我をして弱っている鳥を見つけたら、違法捕獲と誤解されないために必ず担当機関に連絡して指示を受けてください。保護施設に収容し、動物病院で治療を行うケースもあります。

しかし、基本的には怪我している鳥を見かけても手を出さずに見守ることが原則です。保護することが野鳥にとって良いこととは限らず、そっと見守るのが一番です。

無理に保護しようとするとストレスになり、さらに衰弱させる要因となる場合がありますし、野生の生き物は自然治癒力を備わっています。

また、鳥のヒナが巣の近くに落ちているケースがよくあります。近くには親鳥がいて見守っており、人間がいると近づけないので離れましょう。

怪我をした鳥の保護が認められる場合

もしも、交通事故等による人為的な要因で怪我をしたり、人間活動が原因で傷をを負った場合は例外的に鳥獣の保護が認められることがあります。

その際も、必ず担当機関の指示を受けて救護や治療を行い、回復をしたら野生に戻しましょう。ペットとして飼い続けることはできません。

ヌートリアを無断で捕獲したら鳥獣保護管理法違反

2022年に愛知県で特定外来生物のヌートリアを狩猟期間外に無許可で捕獲したベトナム人の男が逮捕されました。ヌートリアは特定外来生物に指定されており、個人が捕獲するには狩猟期間内に自治体の許可を得る必要があります。

鳥獣保護管理法では11月から2月が「狩猟期間」として定められていたようです。

ヌートリアを無断で捕獲したら鳥獣保護管理法違反になることの解説動画

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この記事を書いた人(著者情報)

片山定春

法律ビッグバン編集長。昭和生まれの30代でWebディレクター。法律に関するニュースと知識を吸収しつつ、法律ビッグバンを有名なWebメディアサイトに成長させつ為に日々勉強中。

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