闇バイトに応募した大学生の末路についての解説

0コメント

今回の記事はSNSで募集している闇バイトに応募した大学生の末路についての内容になります。この記事を読むことで闇バイトに手を出すことの危険性を学ぶことができます。

動画で闇バイトを解説

闇バイトについて解説

SNSで募集される闇バイトの典型例が特殊詐欺の受け子です。オレオレ詐欺や、キャッシュカード詐欺において被害者からカードや現金を受け取る係のことを受け子といいます。SNS上では受け子の勧誘とは分からないように「誰でも簡単に稼げる日給5万円の仕事」といった内容で投稿されています。

特殊詐欺グループはSNSで常に闇バイトを募集しており、お金に困っている若者や大学生人を狙っています。

闇バイトは初犯でも実刑になる

闇バイトに応募して特殊詐欺の受け子をすると詐欺罪に問われます。詐欺罪の法定刑は「10年以下の懲役」です(刑法246条)。詐欺罪に罰金刑は規定されていないので、刑事裁判で有罪になると実刑か執行猶予のどちらかしかありません。

そして、闇バイトで特殊詐欺に加担すれば、初犯でも実刑判決の可能性があります。

受け子などの末端であっても、1年~2年程度の実刑判決になる可能性が高いです。さらに、特殊詐欺に関与した回数が多ければ多いほど刑罰も重くなります。初犯で3年以上の懲役刑が言い渡されるケースもあります。

特殊詐欺は悪質性の高い犯罪であり厳しい処罰を受けることになります。受け子は簡単に捨て駒にされ、罪を全てかぶることも多いです。刑務所に行く期間も7~8年の場合もあります。特殊詐欺は学生や子どもであっても逮捕されます。詐欺グループで受け子などをした場合は14歳でも逮捕の対象になります。

また、被害者との示談交渉では闇バイトで得た報酬以上の高額な金額の支払が必要なケースが多いです。被害額が何千万円にもなれば、一生をかけて返済する必要があります。

つまり、全くもって割に合わないバイトであり、実態は犯罪なので絶対に手を出さないようにしましょう。

闇バイトは一度手を出したら逃げられない

闇バイトに応募すると多くの場合、身分証明書や同居家族、家の外観、マイナンバーカードなどあらゆる個人情報の個人情報の提出を求める返信がきます。

そして、闇バイトに応募して一度でも特殊詐欺に関わると、繰り返し指示がきて何度も犯罪に手を染めてしまう危険性があります。

これらの情報は、後で詐欺グループから抜けたいと言われたときに「犯罪に関わったことを実家や大学にばらす」「家族に危害を加える」犯行を)通報すると脅すために利用されます。「運転免許証の画像をSNSにアップして、さらし者にするぞ」などと脅されてしまうのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PR

この記事を書いた人(著者情報)

片山定春

法律ビッグバン編集長。昭和生まれの30代でWebディレクター。法律に関するニュースと知識を吸収しつつ、法律ビッグバンを有名なWebメディアサイトに成長させつ為に日々勉強中。

著者画像