手製銃を製造(銃の自作)することは未完成品でも逮捕されて武器等製造法の罪に問われる可能性があることについての解説

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今回の記事では手製銃(銃の自作)を製造への注意喚起となります。人を撃つのが目的ではなかったり未完成品でも逮捕されて罪に問われる可能性もあります。

動画で学ぶ手製銃を製造(銃の自作)することの違法性

手製銃を製造(銃の自作)するとどうなるか

3年以上の有期懲役に処(しょ)せられる可能性があります(銃製造罪・その未遂罪)。

武器等製造法について

武器等製造法は昭和28年に出来た古い法律です。銃など武器の製造を政府の許可制にして管理することで公共の安全を確保することを目的としています。この法律では鉄砲や鉄砲弾、猟銃、空気銃などを政府の許可なく製造した場合に刑事罰を受ける仕組みとなっています。鉄砲を許可なく製造した者に対しては3年以上の懲役という重い刑罰が適用されます。

武器等製造法で逮捕されたケース

2015年には宝塚市の高校1年生が「大砲」を製造して武器等製造法違反と銃刀法違反の容疑で逮捕されました。

高校生が製造した銃は空気銃で武器等製造法の定義では「猟銃等」でした。法定刑は三年以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金または併科という内容です。

3Dプリンタで手製銃を製造(銃の自作)するとどうなるか

3Dプリンタで作られた銃も発射能力があれば「銃砲」に分類されます。ダウンロードしたデータを使って銃を製造すると武器等製造法に違反し3年以上の有期懲役に処せられます。同法は、未遂罪も処罰の対象としているので製造に着手した時点で銃が完成していなくても処罰を受けることになります。

ただ、ネットから銃の3Dデータをダウンロードしただけでは銃の製造未遂にはならないとのことです。

手製銃を製造(銃の自作)することの法的な対策

興味本位であっても手製銃を製造することはやめましょう。現在はパソコンやスマホで簡単に製造方法が調べられますが暴発する危険性もあり製作者自身にとっても非常に危険な行為です。

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この記事を書いた人(著者情報)

片山定春

法律ビッグバン編集長。昭和生まれの30代でWebディレクター。法律に関するニュースと知識を吸収しつつ、法律ビッグバンを有名なWebメディアサイトに成長させつ為に日々勉強中。

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