民泊経営者が「ガスが使えなくて旅行を台無しにされたから全額返金しろ」と学生客からのクレームに対して「警察に通報したら恐喝で捕まる」と対応したことを投稿してTwitter(ツイッター)炎上例

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今回はTwitter(ツイッター)で発生した民泊経営者が「ガスが使えなくて旅行を台無しにされたから全額返金しろ」と学生客からのクレームに対して「警察に通報したら恐喝で捕まる」と対応したことを投稿して炎上となった紹介記事になります。

この記事を読むとTwitterやSNSで、経営者がどのような内容の投稿をすると炎上してしまうのかを学ぶことができます。

経営者炎上経緯

2023年5月に経営者のH氏が3泊4日で宿泊の学生4人組から「ガスが使えなかった」ことを理由に全額返金のクレームを受けたことをTwitterへ投稿したことによって炎上が発生しました。

炎上理由

  • ・施設側の不備がトラブルの原因なのにクレーム対応を武勇伝のようにツイートしている
  • ・客のクレーム(全額返金要求)は恐喝罪でない可能性が高いのに「警察に通報したら恐喝になる」と脅した疑い(弁護士からの指摘あり)
  • ・Twitterでの批判や指摘のコメントに対して「民泊オーナー向けに発信しているので、外野から文句言われても困る」などと火に油を注ぐような対応をした

炎上の規模

1,595件のリツイート
2,143件の引用
3,873件のいいね
(2023年5月時点)

となっており、中規模な炎上となっています。これ以上拡大すればメディア・ニュース系アカウントから取り上げられる可能性が高いです。

経営者情報

50代男性。別荘民泊経営者。

炎上対応

ツイートを削除せず、炎上したことに驚きの反応。

また、批判や指摘に対して「Twitterにもクレーマーが多い。民泊オーナー向けに発信しているので、外野から文句言われても困る」などと関係者以外の反応に挑発するようなコメント。

「実際には感謝のことばをもらっており、その後の対応も丁寧にやっており宿泊者からは感謝の言葉をもらった」ことを強調。

炎上分析

自己弁護が目立つ。

「民泊オーナー向けに発信している」のであれば鍵垢(鍵アカウント)で発信するなどの配慮が必要だった。

もしくは、FacebookやInstagramなど友達や知り合いに共有することを目的としたSNSで発信すべきだった。Twitterを使用している以上、外野からの文句は付き物である。

また、クレームに対して「警察に通報したら恐喝で捕まる」は弁護士ユーザーからも指摘のコメントがついており、違法な発言だった可能性がある。

弁護士ユーザーからのコメント

このタイミングで「恐喝」という言葉を出すことは、私ならしない。

害悪の告知がみあたらない。暴行や畏怖させるような行為が見当たらない。刑法の要件に照らすと、タイミングとしては仕掛けが早すぎ、「恐喝なんですよ。普通、その時点で私が警察に通報したら恐喝で捕まりますよ。」とやっちゃったとしたら、これ自体が害悪の告知になる可能性すらありえる。

ガス会社と契約している者(ガス会社に対して請求権を有し、契約番号や施設の所在、構造などを把握している者)がガス会社に連絡するべきでは。この宿では宿泊客がガス会社と都度契約しているのだろうか。

全額の返金要求は、それ自体だけでは恐喝にはあたりません(「全額返さないと何らかの害を加えるぞ」というところまでいって初めて恐喝)。これに対して「恐喝だから通報するぞ」というのは、犯罪でない行為を犯罪として処罰を求めるぞという意味なので、脅迫罪にあたりうるものです。

炎上に対する非難や批判の声

僕は否定派ですね。客に刑事事件をチラつかせて解決することをドヤって喜んでいるようでは、いずれ更に大きい炎上が来ると思います。少なくとも実名SNSで言う話では有りません。

武勇伝の様に書かれてますが……貸別荘だとしても設備の日常点検しなよって話じゃないですか?それを怠って、お客さんに迷惑掛けてる時点でありえない。

え?普通はオーナーが対応する内容だよね。他所から来た宿泊客がガス会社を調べて連絡するのっておかしいでしょ。

3泊4日をタダにしろは客が要求し過ぎだけど、無知な学生客にオーナー側が無茶苦茶を言っていると思う。私の感覚だと警察に言っても捕まらないし、オーナーの方が不利になると思うが。

向こうも納得してくれたから矛を納めて☆5付けてくれたんだからお互いこの話しは無かったことにすれば良いのにわざわざTwitterで「自分はすごいんだぞ」と言わんばかりに発表しなくて良くないですか?これ自分が客側だったら結構嫌すぎるんですが…

これはひどい。宿側の落ち度なのに客に対応をさせておいて逆ギレ。本来なら宿側から値引きなどの交渉をすべきところ、客側から言われて「恐喝」呼ばわり。

こんなん宿の落ち度だし、クレームの対処なんてわざわざTwitterにあげんでもいいだろ。

怖すぎる…3泊もするつもりで旅の計画してきたのにこんな目に遭うなんて、全額返金要求する学生の言い分の方が理解できる。⭐︎5付けたのは関わったらいけない系の組織の人だと思われたからじゃ?学生可哀想…

自慢げに書いていらっしゃるけれど、宿泊施設として訴訟ちらつかせて対応されたら最悪だわね。星5つけたのも何されるかわからない人だから報復が怖かったのでは?

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この記事を書いた人(著者情報)

片山定春

法律ビッグバン編集長。昭和生まれの30代でWebディレクター。法律に関するニュースと知識を吸収しつつ、法律ビッグバンを有名なWebメディアサイトに成長させつ為に日々勉強中。

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