経営者がマイナンバーカード住所照合問題について「Excelで2時間あれば住所揺れ対策の数式を作れそう」とツイートしてエンジニアから指摘殺到となったTwitter(ツイッター)炎上例

0コメント

今回はTwitter(ツイッター)で発生した経営者がマイナンバーカード住所照合問題について「Excelで2時間あれば住所揺れ対策の数式を作れそう」とツイートして炎上となった紹介記事になります。

この記事を読むとTwitterやSNSで、経営者がどのような内容の投稿をすると炎上してしまうのかを学ぶことができます。

経営者炎上経緯

2023年6月に実業家のS氏がマイナンバーカード住所照合問題について「Excelで2時間あれば住所揺れ対策の数式を作れそう」とTwitterへ投稿したことによって炎上が発生しました。

炎上理由

  • ・世界トップレベルのエンジニア達が数十年研究している未解決な最難関課題なのに「Excelで2時間あれば住所揺れ対策の数式を作れそう」とツイートしてしまった
  • ・「Excelでは難しい」というエンジニアの正しい指摘に対して「自称エンジニアさん達から袋叩きにあってる」と挑発するようなツイートをした
  • ・「Excelで2時間あれば作れそう」とツイートしたのに数式が完成していない

炎上の規模

372件のリツイート
400件の引用
200件のいいね(2023年6月6日時点)

となっており、エンジニア界隈を中心に発生した小規模な炎上です。ただし、これ以上拡大すればメディア・ニュース系アカウントから取り上げられる可能性が高いです。

経営者情報

30代男性。実業家で飲食店や広告デザイン、ITサービスなどの事業を営む。

炎上対応

ツイートは削除せず、後に炎上について謝罪のツイート。謝罪をしたことで複数のエンジニアアカウントが「謝罪したから、この件は終わり」といった引用リツイートやコメントをしており、炎上発生後に迅速な謝罪対応をしたことは効果があったように見える。

ただし、実際にExcelの数式が作れたのかどうかについての言及はなし。

炎上分析

エンジニア界隈で長年の課題となっている内容なのに、簡単な問題だと勘違いしてExcelで「できる」とツイートしてしまった。

河野太郎氏が「住所揺れにAIを活用する」と発言したことに対しての誤った提案だったことも炎上が拡大してしまった要因。

河野太郎氏のAI活用が現実的なのに「Excelで2時間あれば住所揺れ対策の数式を作れそう」と実現不可能と思われるツイートを安易にしてしまった。

一番の炎上原因はプロエンジニアの「Excelで解決するのは難しい」といった正しい指摘に対して「自称エンジニアさん達から袋叩きにあってる」と挑発し、「2時間あれば作れそう」と余裕のある態度を取ったことであろう。今回の炎上には「自称」ではなく、界隈で有名なエンジニアもコメントしていた。

炎上に対する非難や批判の声

これ、単なる整形だったらExcelでも可能だと思うけど、住所の表記や表記解釈のあいまいさ、住所の省略(字とか大字とか)、そもそも書いた人が誤記している、などいろいろなパターンがあるから、河野太郎はAIで、といったのではないかと思っている。

ずっと昔からの課題なんでexcelでできるなら是非お願いしたいです。企業名の名寄せにて住所部分で必ず人の手が入ってしまい、自動化のネックになるのでどうかお願いいたします。どこかの企業と組んでも良いと思います。需要は凄まじく大きいです。かなりの時短に繋がる開発だと思います。

数式ってことはこの人VBAですらなく、関数だけで対応しようとしてたってことなの…VBAでも全部対応することは限りなく不可能に近いって、少しでも齧った人ならわかるはずなのに。表記ゆれを完全に統一するプログラムがスタンドアロンで完璧に動作するなら億万長者になれます。

作ったら売れるのは間違いないけど、京都とか北海道とか、表記法が特殊な地域があったり、字とか大字とか屋号みたいなのが関わってくると、途端に難しくなる。提供してる業者もあるけど98%程度しか処理できない。

やってみてください。手元に普通に変換できない住所例が腐るほどあるので楽しみです。

2時間どころか、2020年5月30日から今年先月の5月6日まで継続して開発され続け、地理情報を専門にする6人の開発者が開発を続けてgithubのissueが16個未解決なオープンソースの住所正規化ライブラリがあります。公共財です。pull requestを是非送って機能向上に貢献願います。

ブルーオーシャンなので、ぜひリリースしてほしいです。恐らく買う自治体はすごく多いかと思います。

課題としては「住所変換の正しさやどのExcelでも動くことをテストする工数と品質担保の方法」と「メンテナンスコスト」を加味して、売上が立つ値付けにできるかですね。

住所の表記揺れを正規化して飲み込む処理を作ったことがありますけど、Excelでできるかどうかはさておき、仕様詰めるだけでも二時間じゃ終わらないと思いますけど……どんな処理を想定しているんだろうか。

名寄せがそんな簡単に出来てたらマイナンバーも要らないんですよ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PR

この記事を書いた人(著者情報)

片山定春

法律ビッグバン編集長。昭和生まれの30代でWebディレクター。法律に関するニュースと知識を吸収しつつ、法律ビッグバンを有名なWebメディアサイトに成長させつ為に日々勉強中。

著者画像