津波警報が出たら仕事を中断して安全な場所に避難行動をとりましょう

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この記事では津波警報が出たら仕事を中断して安全な場所に避難行動をとっても問題ないことを紹介します。この記事を読んで東日本大震災を思い出し、災害に備えていただければ幸いです。

津波警報が出たら仕事を中断して避難すべき

津波警報が出たら仕事を中断しても問題なし

仕事中に津波警報が出て、避難対象地域にいる場合は仕事を中断して、すぐに高いところへ逃げましょう!

企業には自然災害における「安全配慮義務」があります。社員の安全を確保しなければなりません。しかし、東日本大震災では間違った避難指示により多くの方々が亡くなりました。

目の前に上司や顧客がいても関係ありません。避難しましょう!上司や経営者の命令を待つ必要もありません。自分一人でも避難しましょう!

もし、職場で集団避難することになっても、小さな会社の屋上や駐車場などに待機を命じられた場合は誤った避難指示なので、自治体の指定避難場所や高台へ自分の意思で逃げましょう!

2011年の3月11日に発生した東日本大震災の大津波で亡くなったり行方不明になった方は2万人を超えます。

七十七銀行女川支店津波被災事件

宮城県女川町にある七十七銀行女川支店では地震発生後に支店長の指示で3階建ての屋上に避難しましたが、行員1名を除き津波に流されました。支店長は自治体指定避難場所への避難を指示しませんでした。このように、上司の誤った避難指示によって多くの方が亡くなったケースは実際に存在しており、裁判にもなっています。支店長の指示が正しいかどうかを見極め、誤っている場合は従わずに自分で判断する必要があります。

この裁判では残念ながら安全配慮義務違反は認められませんでした。しかし、自然災害発生時にも使用者の安全配慮義務が存在し、企業の責任が問われることが認知されることとなりました。

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この記事を書いた人(著者情報)

片山定春

法律ビッグバン編集長。昭和生まれの30代でWebディレクター。法律に関するニュースと知識を吸収しつつ、法律ビッグバンを有名なWebメディアサイトに成長させつ為に日々勉強中。

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