乗客がバスの運転手へ用がないのに話しかけたら犯罪になることについての解説

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今回の記事はバスの乗客が運転手にみだりに話しかけることと旅客自動車運送事業運輸規則についての内容になります。この記事を読むことでバス乗車時の違法行為から回避方法を学ぶことができます。

乗客がバス運転手へ話かけることの違反例を動画で学ぶ

乗客がバス運転手へ話かけることと旅客自動車運送事業運輸規則について

バス運転手の会話は旅客自動車運送事業運輸規則で規定が設けられています。バス運転手は原則として職務中に不要な会話をすることを禁じられているのです。

旅客自動車運送事業運輸規則:第五十三条
第五十三条 旅客自動車運送事業者の事業用自動車を利用する旅客は、自動車の事故の場合その他やむを得ない場合のほか、事業用自動車内において、次に掲げる行為(一般貸切旅客自動車運送事業者の事業用自動車を利用する旅客にあつては、第五号に掲げる行為を除く。)をしてはならない。
一 走行中みだりに運転者に話しかけること。
二 物品をみだりに車外へ投げること。
三 自動車の操縦装置、制動装置その他運転に必要な機械装置に手を触れ、又は非常口その他事故の際旅客を車外に脱出させるための装置を操作すること。
四 走行中乗降口の扉を開閉すること。
五 一般の旅客に対して寄附若しくは物品の購買を求め、演説し、勧誘し、又は物品を配付すること。
六 禁煙の表示のある自動車内で喫煙すること。
七 第四十九条第四項の規定による制止又は指示に反すること。
八 走行中の自動車に飛び乗り、又は飛び降りること。

この規則の五十三条には乗客の禁止行為が定められています。第1号では運転中にバス運転士さんに話しかけることを禁止しています。また、第4号で走行中のバスのドアを勝手に開け閉めすることを禁止しています。そして、第八号ででは飛び乗りと飛び降りを禁止してます。

これらは法令で明確に禁止されています。

乗客がバス運転手へ話かけることが法令違反な理由

運転中のバス運転手が職務と関係のない会話をすることを禁止しているのは事故のリスクを引き上げる危険性があることです。

ワンマンバスは鉄道と違い運転士一人が様々な業務を担当しています。バス運転手に乗客が話しかけることは注意力や集中力が散漫し、重大な交通事故を引き起こす可能性が高まります。

交通事故が起きるのを防ぐためにも、乗客は不要な会話は発生させないように心がけましょう。事故防止のためにも走行中は意味もなく運転手さんに話しかけないようにしましょう。どうしても用事のある場合は停車中に話しかけましょう。

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この記事を書いた人(著者情報)

片山定春

法律ビッグバン編集長。昭和生まれの30代でWebディレクター。法律に関するニュースと知識を吸収しつつ、法律ビッグバンを有名なWebメディアサイトに成長させつ為に日々勉強中。

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