「ゆっくり茶番劇」が特許申請により商標登録され収益化されたことやUUUMに飛び火したことへの問題点を解説

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今回は「ゆっくり茶番劇」の商標権に関する法律の記事になります

「ゆっくり茶番劇」商標権騒動を要約すると

柚葉企画が「ゆっくり茶番劇」商標権を取得した。商標を利用するにはライセンス契約が必要となる場合がある。収益化や商用利用するには1年で10万円の使用料が必要となる。特許取得は2022年2月であり2ヶ月の異議申し立て期間を過ぎてから発表したことも問題となっています。

この記事を読んで学べる法律知識

この記事を読むことで商標権(しょうひょうけん)について学ぶ事ができます。

「ゆっくり茶番劇」とは

ゆっくり茶番劇とは、東方Projectの二次創作動画のカテゴリーの1つです。YouTubeやニコニコ動画でゆっくり実況のゆっくりボイスや棒読みちゃん、そして立ち絵を使った物語を取り扱っている。物語は解説動画やゲーム実況、日常ものから歴史IFなどが存在しており、コメディや感動ものまで多種多様である。

「ゆっくり茶番劇」商標権騒動に関するまとめ

「ゆっくり茶番劇」を使用して商収益化を考えている人への影響も大きい。そもそも、「ゆっくり」は東方Projectの「博麗霊夢」と、「霧雨魔理沙」の生首をモチーフにしたキャラクターであり、原作のZUN氏からは二次創作発表の条件を満たせば、誰でも使えるコンテンツとして許可されいている。今回の騒動では東方二次創作ガイドラインに違反している疑いもある。

「ゆっくり茶番劇」商標権騒動とUUUMの関係性について

「ゆっくり茶番劇」商標登録者はUUUM所属ではなく「UUUMCREAS」という申請すれば誰でも所属できるプラットフォームに参加しているだけです。なので本件をUUUMへ抗議するのは営業妨害となる恐れがありますので注意が必要です。

「ゆっくり茶番劇」商標権を無効にする方法

登録日から5年経過していなければ「商標登録無効審判」制度で本審判を請求すれば登録商標を無効にする事を求める事ができます。ただし、利害関係にある当事者しか申請はできません。

「ゆっくり茶番劇」は文字商標のみであると判明

商標「ゆっくり茶番劇」は「文字商標」であり、「ゆっくり茶番劇」という文字表記のみに対して効力が及ぶことが判明しました。つまり、ZUN氏の東方Projectや版権キャラクターなどを使用することは今回の商標権騒動に関係はありません。

「ゆっくり茶番劇」商標権騒動に関するみんなの反応

東方の二次創作の特定のジャンルを勝手に商標登録して使用料徴収なんかしたらガイドライン違反どころじゃないですよ。

ゆっくり茶番劇はゆっくり界隈でも人気度の高いコンテンツなので、これは界隈全体が大荒れになりますね。

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この記事を書いた人(著者情報)

片山定春

法律ビッグバン編集長。昭和生まれの30代でWebディレクター。法律に関するニュースと知識を吸収しつつ、法律ビッグバンを有名なWebメディアサイトに成長させつ為に日々勉強中。

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